State of Decay2には1,000を超える種類のTraits(以後、特徴と記載)があり、キャラクターが生成される際にランダムに幾つかの特徴が付与された状態で生成される。それぞれの特徴は、生存者本人またはコミュニティ全体に影響を及ぼす効果を持っており、それらの効果の組み合わせで、ゲーム中でのそのキャラクターの個性が決まる。難易度に依っては、攻略難易度に与える影響が大きく変わるので、プレイに慣れてきて、高難易度を視野に入れたくなった際には、キャラクターの持つ特徴を意識していくと良い。敢えて個性的なキャラと使用して、愛着や親近感を持たせるというプレイもできるが、マイナスな特徴が多い場合には、それなりの苦労が伴う事を覚悟しておきたい。
特徴の組み合わせはランダムに決定されるが、筆者の経験上では、同系統の特徴が同時に付与されているのを見た事が無いので、同時に付与されない特徴があるのかも知れない。
- 重複しないと思われる特徴
怪我の重症度軽減
疲労度の深刻度軽減
食料消費増減
ベッドの使用数増減
労働力増減
コミュニティスキルを含む - 重複した事がある特徴
所持重量系(隠しポーチをキープ+エキスパートトラベラー)
怪我+疲労(ただひたすらに+タフネス)
上記の別系統の特徴(例:食料+労働力)
オススメするスキル
効果的な特徴は多く存在するが、同系統の効果や難易度に依って有用性が変わる特徴もある。特徴を自由に選べない都合上、どうしても欲しい特徴に絞った場合、選択肢から外れる特徴が出てくる。経験値系や地位報酬系は成長後には効果が無くなるので、難易度が低ければ低い程、価値が低くなりやすい。
特にオススメのスキル
各系統のスキルの中から、特に効果が高いもの。
- Unbreakable(アンブレイカブル)
怪我の重症度-100%
最大ヘルス+45
英雄特典:最大ヘルス+10 - Just Keeps Going(ただひたすらに)
疲労の深刻度-40
最大スタミナ+45
英雄特典:無線(励ましの言葉) - Blood Plague Survivor(Blood Plagueサバイバー)
感染率-100%
英雄特典:最大ヘルス+15 - Never Been Sick(病気になったことがない)
感染抵抗力+100
英雄特典:感染抵抗力+100 - Keeps Hidden Pouches(隠しポーチをキープ)
軽装運搬容量+10
最大運搬容量+10
アイテムスタックサイズ+1
英雄特典:軽装運搬容量+5 - Eats Like a Bird(鳥のように食べる)
一日の食料消費量-50%(実際には、難易度に関わらず-0.5)
英雄特典:一日の食料消費-25%(75%まで重複) - Takes Power Naps(パワーナップを行う)
最大スタミナ+20
ベッドの使用数-1
英雄特典:疲労の深刻度-20% - Sleeps on the Ground(地上で寝る)
屋外ベッドで士気ボーナス
ベッドの使用数-1
英雄特典:ベッドの使用数-2 - Can Sleep Anywhere(どこでも眠れる)
ベッドの使用数-1
英雄特典:ベッドの使用数-2
「アンブレイカブル」は戦闘面で特に強く、被ダメと同時に確率で付与される負傷のデバフを完全に無効にする。負傷したキャラクターはヘルスとスタミナの最大値が低下するので、救急キットを使用するか、他のキャラクターと交代して、医療施設で回復させる事になる。怪我による探索やミッション等の中断を防ぐ事ができ、最大ヘルスの増加も相まって、プレイヤーの精神衛生上でも効果が高い。
「ただひたすらに」は、疲労の深刻度、最大スタミナの増加量が最も高く、マラソンと併用した上で、コミュティスキルか英雄特典で更に疲労度の軽減を重ねれば、疲労の深刻度-100%を得る事も可能である。疲労の深刻度は、同じキャラを長時間使用していた際に、キャラのスタミナゲージの上部に「ZZZ」のアイコンが表示され、その状態でスタミナを消費すると、疲労が進行し、それに伴い最大スタミナが低下する。疲労の深刻度を-100%以上にした場合も、眠気のアイコンは表示されるが、僅かに最大スタミナが低下した状態で、それ以上は進行しなくなる。疲労の深刻度は、キャラの交代で補えるので、この特徴の最大の強みは最大スタミナ+45の方である。移動や逃走、回避やステルスと、多くの局面で活躍できるので、キャラによってはアンブレイカブル以上に有用なスキルとなる。
「Blood Plague サバイバー」は、被ダメージに依る感染の蓄積を無効にする。戦闘中の感染を防ぐ事で、感染した個体との戦闘においても、通常の個体と同じように、感染を気にせず戦う事ができる。かと言って、死なないわけではないので、過信はしない方が良い。感染の副作用を持つアイテムの使用からは、他のキャラクターと同様に感染が蓄積するので注意が必要。
「病気になったことがない」は、感染抵抗力が増加し、感染ゲージの総量を増やすもので、感染ゲージの長さは変わらないが、感染が進行(ゲージが赤色)になるまでの蓄積量を増加させている。効果だけを見た場合、上記の「Blood Plague サバイバー」の方が良いと感じる人が多いが、実際のプレイにおいては、副作用を持つアイテムの使用もあるので、それらのアイテムを使用する場合には、こちらの方が安定感がでる。感染が進行する前にキャラクターを交代し、医療施設で治療を行えるのであれば、こちらの方が良いと筆者は考えている。英雄特典で「感染抵抗力+100(コミュティ)」が付与されるので、英雄特典が発動した場合には、通常キャラとは比較にならない耐久力を得る事になる。他のキャラクターからの英雄特典で更に底上げも可能。
「隠しポーチをキープ」は、運搬能力の増強を得られる。軽装に関しては、マラソンLv7のスタミナ消費無効との相性も良く、軽装が保てない場合でも「最大運搬容量+10」のおかげで、中装でいられる重量も増加する。効果を想像し難い人への参考として、乱戦武器は重量10以上のものは殆どなく、大型(両手持ち)は10以上となるので、乱戦武器の重さをほぼ軽減している状態となる。また手に入りやすい多くの銃も10以下の物が多い。高難易度や強敵向けに、筆者がオススメしている武器は重量が20を超えるが、それでも特徴で10軽減できる事は、重装状態(スタミナ消費2倍)を防ぎつつ、必要なアイテムを持てる事に繋がるので、装備や持ち物の幅が広がる。
「鳥のように食べる」は、それ単体では一日の食料消費量を0.5減らすだけだが、英雄特典の「献立」で、コミュティ全体の一日の食料消費量を25%減らす事が出来る。「献立」を持つ特徴は他にもあるが、特徴自体の食料消費量低下を加味した場合、食料に関する特徴では、これが一番良いものとなる。キャラ単体での食料消費量を減らす目的なら「Ascetic(禁欲主義者)」と「Solo Scavenger(孤独な廃品利用者)」がある。この2つの特徴は英雄特典に「献立」を持たないので、他の英雄特典目当てのキャラに、他の目当ての特徴と一緒に付与されていた場合に、キャラ厳選の選択基準に使うと良い。
ベッドの使用数を減らす特徴を3つ挙げたが、特徴の効果単体で見るなら「パワーナップを行う」が、最大スタミナ+20があるので、一番有用となり、英雄特典とベッドの使用数で考える場合には、「地上で寝る」と「どこでも眠れる」が、英雄特典の「アウトドアリビング(ベッドの使用数-2)」なので、1人のキャラでベッドの使用数を-3できる事になる。「地上で寝る」には「屋外ベッドからの士気ボーナス」があるが、そもそも屋外ベッドはコミュティに士気低下を起こすので、屋内ベッドの使用が主となる事も考えると、特に優位とはならない。
食料消費やベッドの使用数を減らす効果は、拠点内の施設のスロットと、前哨基地スロットに余裕を生むので、戦闘用のキャラだけでなく、生活面を支えるキャラも、厳選していくと、攻略に余裕と幅が出てくる。
食料消費(献立)は難易度が上がるほど、効果が高くなるので、高難易度でじっくり時間をかけて攻略する際には、特に効果的になる。リーサルゾーンで10人いるコミュニティスキルで、3人が献立を持っていた場合、10人 ×2倍 ÷ 4 = 5(リーサルゾーンの影響で食料消費量2倍、献立3人で-75%)となる。