こちらはPCゲーム「Timberborn」の序盤のチュートリアルのページです。
ページ情報のバージョンは Timberborn v20210917-7d4591f-swです。
開発元は「Mechanistry」。
言語設定の変更の手順は日本語化の手順に記載。
リンク
Timberborn開発会社サイトは「Mechanistry」。
Timberborn購入「Steamストア」。
Timberbornの「Steamコミュニティ」。
当サイトの「Timberbornメインページ」。
チュートリアルの前に
日本語化はゲーム内で行う
Timberborn v20210917-7d4591f-swの段階ではSteamの言語設定に日本語が無いので、言語設定を英語でゲームを起動して、ゲーム内で使用言語を日本語に変更する必要があります。言語設定の変更の手順は日本語化の手順に記載。
チュートリアルの環境
今回のチュートリアルの解説はビーバーの陣営はフォークテイル、マップはDiorama、難易度は普通で進めていきます。アイアン・ティースの陣営はフォークテイルである程度プレイを進めていかないとアンロックされないので、まずはフォークテイルでプレイを進めてTimberbornに慣れていきましょう。マップをDioramaにした理由は単純にマップが小さいからです。
上のSSがDioramaのマップです。50 × 50のマップなので水辺や木、ブルーベリーなどが「地区の中心」の近くにまとまっています。地区の中心は最初にマップに設置されている建物で、ゲームを進める上でも重要な建物なので、名前と見た目は覚えておきましょう。画面下部のアイコンの「道・基礎」の項目の中に設置用のアイコンがあり、設置に建材などのコストが必要無いので撤去して移動する事で自由な位置に移動できますが、マップ開始時点では初期物資のブルーベリーなどが倉庫の代わりに保管されているので、撤去すると中身も一緒に消滅します。なので移動は周囲の環境が整った後に必要に応じて行うと良いでしょう。
道を敷く
画面の右下に表示されているチュートリアルに沿って進めていきましょう。チュートリアルでは書かれていない説明や重要な情報などを加えながら解説を進めていきます。
Timberbornでは道は重要な要素で、基本的にはビーバー達は道の上を移動します。他にも階段も道とみなされます。これから設置する「木こりの基点」や「採集者の基点」などで働くビーバーなどは道の無い場所にも歩いて作業をしに行きますが基本的には建物と地区の中心が道で繋がっていないと機能しなくなります。なのでチュートリアルを進めながら設置する建物などは必ず道で繋ぐようにしましょう。道の設置コストは無いので後で設置しなおすつもりで設置していきましょう。
木こりの基点を設置
次は木を伐採する木こりの基点を設置します。これを設置する際に明るい緑色の輪郭がマップ上に表示されるのが確認できます。この範囲内が設置した木こりの基点の作業エリアになり、この範囲内の木を伐採します。また、範囲は木こりの基点の設置向きの影響をわずかに受けるので、範囲を伸ばしたい方向に矢印を向けると良いでしょう。施設の設置向きは「Rキー」で変更できます。この矢印は道との接点を表すので、必ず矢印の先に道を設置して地区の中心と繋がるようにしましょう。木までの間に道を設置しなくても問題無く伐採を行うので、地区の中心と繋ぐことだけを意識すると良いでしょう。
伐採エリアの選択
木こりの基点を設置したら、伐採する木を選択します。画面下の左から2番目のアイコンの伐採メニューで伐採範囲の選択と解除を行います。ここで伐採範囲を指定しておかないと木こりの基点を設置しても伐採が開始されないので注意が必要です。木こりの基点を設置した後に伐採するエリアが選択されていなかったり、選択範囲内に木が無い場合は「範囲内の仕事なし」の通知が画面左に表示されます。
木に関してチュートリアルには書かれていませんが、成長した木は水が近くにあり干上がっていない状態では周囲に新しい苗木を生成します。これによってプレイヤー側で植林ができるようになる前に木材不足で進行が不可能になるといった事態が防げる仕様になっています。なので、植林ができるようになるまでは、マップ内の木は少し残しておくようにしましょう。
チュートリアルでは木こりの基点は2つと書かれていますが、設置コストが必要無いので、他の施設が完成するまでは木こりの基点を多めに設置して伐採の効率を上げておくと便利です。必要に応じて施設をクリックして表示される情報ウィンドウから施設の稼働と停止を切り替えましょう。停止している施設にはビーバーは配置されないので、既に配置されていたビーバーは無職になります。無職のビーバーは他に空いている施設があれば自動で割り当てられます。また資源を生産する施設では停止後も運搬が完了するまでは中に資源が残っている事があるので、撤去する場合は施設の情報ウィンドウから在庫を確認してからにしましょう。
汲水ポンプを建設
チュートリアルの2番目は水と食料です。まずは汲水ポンプを設置しましょう。汲水ポンプは設置場所が限定的な施設で、施設の後部にあるポンプ部分が水源の上になるように設置しなければなりません。道と繋がる施設の入り口はポンプと反対側にあります。フォークテイルの陣営が使用する汲水ポンプは2マス下の水源まで汲水する事ができます。
採集者の基点を設置
汲水ポンプを設置して道で繋いだら、次は採集者の基点を設置しましょう。木こりの基点と同様に設置位置周辺に作業エリアがあるので、ブルーベリーの近くに設置して道で繋ぎましょう。採集者の基点は周囲の収穫可能なブルーベリーを採取してくれます。ブルーベリーは時間経過で再びを実をつけますが12日後なので、序盤の人手(ビーバー手?)不足の時は採取が完了したら一時出来て停止して他の施設にビーバーを割り当てると良いでしょう。ブルーベリーが実ったら再度ビーバーを配置すれば良いですが、忘れてしまう人は序盤のみ停止と稼働を切り替えるか、停止しないようにすると良いでしょう。筆者は最序盤だけ採集者の基点を多めに置いて一気にブルーベリーの収穫を終わらせたりしています。木こりの基点も同様ですがビーバー達の数が増えるまでは施設で働かせるビーバーを調整した方が楽に進める事ができます。
施設で働くビーバーの数を調整
ゲーム内チュートリアルでは説明されていませんが、一部の施設は複数のビーバーを割り当てる事ができます。地区の中心もその一つで、ここで働くビーバー達は施設の建設と資源の運搬を行います。割り当てるビーバーの数は施設をクリックして表示される情報ウィンドウ内の「-」と「+」のアイコンをクリックして行います。変更が反映されるまで少しだけ時間がかかります。
初期設定では2匹に設定されていますが、筆者は最初に地区の中心のビーバーの数を4匹に設定して、木こりの基点を3つ設置しています(初期の大人のビーバーは7匹)。汲水ポンプ、採集者の基点が設置されたら、地区の中心のビーバーの数を減らして各施設に割り当て直しています。これらの割り当ては必須ではありませんが、序盤をスムーズに進めたり効率良く進める事で、早めに必須資源の供給の安定や施設の設置を完了させる事ができます。中盤以降も必要に応じて施設で働くビーバーの数の調整は必要なので、覚えておくと良いでしょう。
設置の優先度の変更
こちらもゲーム内チュートリアルでは書かれていませんし必須では無いですが、覚えておくと便利なので説明します。複数の施設の建設を指定した後に先に設置したいものがあった場合などに使用します。
地区の中心で働くビーバー達が施設の設置や建設を行う際は、「設置指示が先で、今すぐ建設できるもの」から作業を始めます。上のSSでは汲水ポンプの設置を先に指示したのですが、丸太が足りない為、後に設置を指示した採集者の基点が先に設置されました。もう片方の採集者の基点も、汲水ポンプより先に設置が完了するでしょう。
SSの画面に右側に表示されている情報ウィンドウでは設置作業の進捗が確認できます。%で表示されているのが進捗で、これが100%になると設置が完了します。また、建材が必要な施設の場合は必要数と既に運び込まれている数が表示されます。この情報ウィンドウ内の「建設優先度」の右にあるアイコンで優先を設定できます。上記の自動での建設優先度はここで設定された優先度が同じ施設で使用されます。優先度を変更した場合は、「優先度が高い順で、設置指示が先のものから、建てられるもの」といった順番になります。中盤以降に使用する事が増えるので覚えておくと良いでしょう。
丸太置き場の設置
3つ目のチュートリアルは各資源を保管する為の施設の建設です。丸太置き場は名前の通り木こりの基点で伐採された丸太専用の保管施設です。序盤は1つで十分ですが中盤以降になって丸太の供給が安定してきたら在庫を確保する為に多めに設置すると良いでしょう。フォークテイルの陣営の場合は設置に建材が必要無いので、早めに位置を決めて設置しておいても良いでしょう。※もう一方のアイアン・ティースの陣営ではチュートリアルは表示されず、丸太置き場を建設するのに丸太を15消費します。
小さい倉庫の建設
小さい倉庫は丸太と水以外の資源を保管する施設です。ゲーム内チュートリアルに沿って進めて行った場合、この頃には採集者の基点内のブルーベリーの在庫が20/20と最大になり収穫作業が止まっている事があります。初期資源のブルーベリーは地区の中心に保管されていますが、新たに運び込む事はされないので小さな倉庫を建てるまでは採集が停止する事になります。特に大きな問題ではありませんが、早めに小さい倉庫の位置を決めて建設を開始しましょう。ビーバー達は採集者の基点に直接ブルーベリーを食べに行く場合もあります。
倉庫の設置位置は採集者の基点などの該当する資源を生産する施設の近くか、食料系の場合は住居の近くが良いでしょう。丸太置き場は木こりの基点に近い場合は木こりの基点の在庫が一杯になって作業が停止するといった事態を防ぎやすくなりますが、建設作業の際にビーバー達が運び出しに来る移動時間がかかります。なので、ビーバーの数が少ないうちは木こりの基点の近くに設置するようにしてビーバーの数が増えてきて運搬を行うビーバーの数が増えたら、木こりの基点から離れた位置に設置しても良いでしょう。
小さな貯水槽を建設
最後に小さな貯水槽を建設しましょう。チュートリアルに沿って進めてきた場合は、汲水ポンプの完成から小さな貯水槽の建設までが近いので、汲水ポンプ内の水が満タンになっている事も少ないでしょう。ビーバー達は水が必要な時に貯水槽が無い(または貯水槽が空)場合は汲水ポンプに移動して水を飲むので、小さな貯水槽の建設がゲーム内チュートリアルの最後になっているのだと思います。ともあれ水の貯水はかなり重要なので早めに設置を増設をしていくと良いでしょう。
特に設置位置や街?のレイアウトに拘りが無い場合は、汲水ポンプと貯水槽はビーバーが長く滞在する、または移動で通りかかる事が多い地区の中心や住居の近くをオススメします。ビーバー達は作業が無い時に食事や吸水を行うので、作業の完了が多い地点に食料用の倉庫や貯水槽があった方が、それらに必要な時間が短縮されます。ビーバー達は割と丈夫なので、遠すぎて飢えや渇きで亡くなる事は無い(筆者の環境では今のところ)ですが、各作業の効率に影響するので、効率を重視したい人はなるべく近くに、景観を重視する人は景観を優先すると良いでしょう。
ビーバー達の情報アイコン
ビーバー達に何らかの問題が起きている場合は、そのビーバーの上に黄色いアイコンが表示されます。これらの問題は該当する食事や吸水が行われると解決され表示が消えます。慣れない序盤に表示される事があるのは、飢えと渇きが殆どになると思います。大がかりな建設を進め始めると、建設順の影響で帰り道を失ったビーバーの頭上に「ビーバーが立ち往生しています」のアイコンが出る事もあります。この場合はそのビーバーの帰り道を確保してあげる必要があります。ビーバーが閉じ込められる事を防ぐ為に計画的な建設や、建設の優先度の設定を活用しましょう。
チュートリアルの後は
3つのチュートリアルが完了するとゲーム内チュートリアルは終了となります。今後チュートリアルが追加される可能性も高いですが、ここまでのチュートリアルだけでは初心者の方やゲームに慣れていないプレイヤーの方は次に何をすれば良いかが分からなくなると思います。なので、ここからはゲーム内チュートリアルの後にオススメの施設や進め方を紹介します。
上のSSでは「食料生産」項の農場を建設しようとしているところです。ブルーベリーだけではビーバー達の食料が足りないので、畑を設置します。農場は畑で作物の植え付けや収穫を行うビーバーが働く施設です。
栽培区画の設定と作物の選択
農場の建設を開始したら、栽培する作物を選んで栽培区画を設定しましょう。序盤に栽培するのはニンジンになります。ジャガイモや小麦は収穫しただけでは食べられないため、それらを加工する施設を建設する必要があります。なので最初はニンジンの栽培から始めましょう。ニンジンは収穫までに必要な期間が4日と短いので、ブルーベリーだけでは足りない食糧問題の解決になります。
後述する干ばつの際には水が非常に重要になりますが、同時に食糧の問題も起きやすいので、農場の紹介を先にしました(農場が先の理由も後述)。
農場のオススメ設定
農場の建設が完了したら、ビーバーを割り当てましょう。チュートリアルの終了の前後くらいから初期に子供だったビーバー数匹が大人になり始めるので、大人のビーバーの数と相談しながら割り当てると良いでしょう。理由は後述しますが、農場の建設が完了したら農場の情報ウィンドウを開いて「優先行動」を「植える」にしておくと良いです
。筆者は地区の中心のビーバーの数を増やしていた場合は2匹に減らしたり、一時的に採集者の基点を停止して農場にビーバーを割り当てます。ニンジンの植え付けが終わったら農場を一時停止して、ビーバー達を他の施設に配置ししています。
ビーバー達の施設への割り当ての変更は手間ではありますが、序盤を安全に乗り切るためには便利なので、序盤だけ手間を惜しまずに行う事をオススメします。施設や資源、ビーバーの数が安定してきたら、割り当てを変更せずにバランスを取る事を目指しましょう。
干ばつに備える
Timberbornでも重要なイベントが「干ばつ」です。干ばつは現実の干ばつの様に、川の水が無くなり水を失った地面が干上がる現象でる。これによりビーバー達の飲み水が無くなったり、ブルーベリーやニンジンなどの作物が枯れてしまったりします。干ばつ対策がゲームを攻略する上で最も重要で難しい要素とも言えます。特にゲームに慣れないうちは干ばつによってビーバー達が亡くなってしまう事もあるでしょう。
干ばつの際に真っ先に影響を受けるのは水です。川が干上がるので汲水ポンプが機能しなくなりますし、川の水が無くなる事で周囲の作物も枯れ始めます。Timberbornでは水源から一定範囲内の地面が緑の草原の様な色になり、水源から離れた地面は枯れた様な見た目になります。ブルーベリーや作物、樹木を植えられるのは緑色の地面のみとなりますが、干ばつにより既に植えたあった植物の下の地面が干上がった場合は生育が停止し、作物ごとに設定された期間内に水が供給されない場合は枯れてしまいます。
干ばつ対策で重要になるのが水と食料の備蓄です。干ばつが終わるまでに十分な資源があればビーバー達は干ばつを乗り切ることができますし、川に水が戻れば作物の栽培も再開できます。川を干上がらせない為に後述するダムなどを使用する事もできますが、それが難しいマップもあるので、先にダムを使用しない干ばつ対策を紹介します。
チュートリアル終了後に最初に農場の建設を紹介した理由は、ニンジンの植え付けが早く完了した場合、干ばつまでに2回収穫できる可能性が高まるからです。畑の範囲を広くする方法もありますが、マップの広さや初期エリアの広さの影響を受けるので2回の収穫を目指すと良いでしょう。畑の広さの目安は農場からの距離もありますがビーバー2匹で収穫後の植え付けが終わる頃に最初のニンジンが収穫可能になるようにすると良いです。この状態ではビーバーが働く続けるので農場を停止したり再開する必要が無く、生産効率も高いと状態になります。最初は適当な範囲で作物を植えて、様子を見ながら範囲を調整すると良いでしょう。
農場の植え付けを待っている間に貯水槽も増やしていきましょう。ダムが建設できるようになるまでは貯水槽に蓄えた水の量が干ばつを乗り切れるかを左右します。食糧と併せて重要なので貯水槽の増設も早めに行いましょう。
貯水槽の目安は3つは設置した方が良いと思います。マップを開始した時に、水が流れ出る水源を確認して、そこからの距離で貯水槽の数を決めます。干ばつ終了後に干上がった川に水が流れ込むまでは汲水ポンプが機能しないので、距離が遠い場合は貯水槽を多めに設置する事になります。距離が近いマップでは1つの貯水槽でもギリギリ間に合ったりしますが、ビーバー達の頭に喉の渇きのアイコンが出る事も多く、間に合わなければビーバーが亡くなってしまうので、最低でも2つは貯水槽を用意すると良いでしょう。マップ内の木の数次第では多めに設置すると丸太が不足するので、序盤の設置し過ぎにも注意が必要です。Dioramaのマップでは2つの貯水槽で最初の干ばつは乗り越えられると思います。
ダムを建設して水の確保を
干ばつに効果的な対策はダムです。ダムは建設に必要な丸太が多いですが、水や食料に為にも重要な施設なので、可能なら序盤から建設していくと良いでしょう。寧ろダムが利用しやすいマップでは貯水槽を増やすよりも先にダムの建設を完了する方が効果的になるので、可能な場合は貯水槽を増やすより先にダムを建設するのもオススメです。
ダムは上のSSの様に川を隔てるように設置します。SSでは3つのダムを建設しようとしていますが、これらが完成すると、ダムより手前の水位が上昇します。ダムは設置した高さを超える前に水を放水するのでダムの先にも水が流れ続けます。
ダムを建設する際に、どこに設置するか迷うと思います。ダムの建設の際に覚えておくと良いのがダムより前の川の広さと汲水ポンプの位置です。マップによっては天然のため池の様な場所もありますが、これらと同様にダムより手前の川の広さで川の水の量が決まります。川の水は周囲の大地に少しずつ消費されるので、水が流れ込まない限りは時間の経過で干上がっていき、汲水ポンプで汲み上げている場合は更に早く干上がるでしょう。
筆者がオススメする最初の設置場所は川の後ろの方で、幅が狭く角ではない場所です。角を避けて幅が狭い場所を選ぶ理由は、その分ダムの数を最小限にして丸太を節約する為です。川の後ろの方にするのは水の量を多く確保するためです。
干ばつ時のSSは敢えて載せていませんので、この記事を見ながら進めて頂いた方は実際に干ばつが起こった時に、ダムより後ろが干上がる様子を見て下さい。他にも、干ばつ時に汲水ポンプを止めずに汲水を続けて、ダムより手前が干上がる様子を見てみるのも良いと思います。
ゲームに慣れてきたら最初の汲水ポンプの位置も選ぶと良いですが、ダムの設置位置によって調整ができるので既に建設した汲水ポンプの位置と、自分の好みでダムの建設位置を決めましょう。
筆者は最初のダムは汲水ポンプよりも後ろに設置します。これは干ばつ時に汲水ポンプを停止する事で汲水ポンプによる干上がりを止めると共に、貯水槽の水が足りない場合には干ばつが終わる前でも汲水ポンプで水を供給できるようにしておくためです。汲水ポンプの稼働と停止の手間がありますが、序盤ではダムを何か所も建設するのは難しいので、特に最初の干ばつ時に有効です。
汲水ポンプの手前にダムを建設した場合は、汲水ポンプを止めなくてもダムより後ろは干上がりますが、ダムより手前の水は確保できます。これによってダムより手前の地面の水は供給されるので、ダムより手前の作物が枯れる事は少なくなります。逆にダムより後ろは干上がってしまうので、ダムより後ろのエリアには作物を植えない方が良いという事になります。
完全に放置できる状態を目指す場合は、ダムより後ろで干上がっても問題の無い位置に多めに汲水ポンプを建設して、貯水槽も多めに設置すると良いでしょう。これは干ばつが来るまでに大量の水を汲み上げて貯水槽に大量に貯水する方法です。丸太の供給が安定すれば容易に可能なので、最初の干ばつを乗り切ったら目指してみても良いでしょう。
発明家を建設して今後に備える
干ばつ対策の後に次の課題となるのが丸太の確保です。
初期の木だけでは丸太不足になるので、植林を行う「森番の詰所」を建設する必要がありますが、マップ開始時は施設がロックされているので、まずは施設のアンロックをする事になります。他の施設も含めてアンロックに必要なのが画面の上の左から2番目に表示されている「科学」のポイントです。
これを生産?する施設が発明家になります。建設をしてビーバーを割り当てればポイントが貯まっていくので、まずは森番の詰所のアンロックに必要な60ポイントを目指しましょう。
製材所を建設する
発明家で科学ポイント貯めている間に「製材所」の建設と、その稼働に必要な「動力」を用意しましょう。序盤の動力源としては水車と回し車がありますが、特徴が異なるので環境や好みに応じて使い分けましょう。製材所では丸太を消費して板を生産します。
板は科学ポイントでこれからアンロックしていく施設の建設に必要な資源となります。特に後述する森番の詰所の建設は重要なので、製材所、動力、森番の詰所分の丸太が確保できている状況が理想です。なので、マップによってはダムの建設や貯水槽などの干ばつ対策後に丸太が足りなくなる事もあります。
伐採エリアの説明部分にも記載しましたが、自然生成の木を伐採しないでおけば時間経過で周囲に苗木が発生するので、数本は残しておきましょう。Dioramaのマップでは木の数に余裕があるので、そこまで意識する必要はありません。
動力源を設置
動力として水車を使用する場合は水辺に設置する必要があります。
どの動力源でも共通して重要なのが動力を出力する部分の向きです。この先に施設などを設置する必要があるので、設置位置を向きには注意しましょう。水車の場合は見た目で分かりやすく水車の側面の両方向となります。回し車の場合はビーバーが車を回すので、ビーバーの入り口と出力面に注意しましょう。回し車は片面が出力、反対側が入り口になります。
水車の方が出力する動力が180(回し車は50)と多いですが、干ばつ時など水が無い時や、流れの無い場所では止まってしまうので、製材所のみで使用する場合は、ビーバーの数と相談して回し車と使い分けましょう。回し車の方が建設に必要な丸太が10少ないのも序盤では大きな差となります。
森番の詰所を建設
森番の詰所がアンロックされたら早速、建設しましょう。
森番の詰所はブルーベリーの植え付けと樹木の植林を行いますが、木こりの基点や採集者の基点の様に作業範囲が決まっているので、設置時の範囲表示を見ながら建設する位置を決めましょう。農場でニンジンの栽培が行われている場合はブルーベリーを増やさなくても食料は足りる事が多いので、植林を優先して設置位置を決めると良いでしょう。
また、植林をする場合は木の種類によって生育に必要な期間と丸太の量が違うので、状況によって選ぶと良いでしょう。森番の詰所の建設後は植林ができるので、苗木の自然生成の為に残しておいた木も伐採できるようになるので、植林した木が成長する前に少しだけ丸太を集める事ができます。
住居を建設
後回しになってしまっていますが、ビーバー達が快適に過ごせるように住居を用意しましょう。
住居を建設するとビーバー達は夜に住居内で眠るようになります。住居が無くてもビーバー達は地面で眠って睡眠は取れるので問題にはなりませんが、住居があるとビーバー達の「快適さ」のステータスが上昇します。快適さが上昇すると、そのビーバーは寿命+25%、歩く速さ+5%のボーナスを得ます。ビーバーのステータスはビーバーをクリックすると表示されます。
更にフォークテイルの陣営では住居の部屋の数までしかビーバーが増えないので、住居を建てるまでは繁殖が行われません。なので、早めに建設しておかないとビーバーが老衰で亡くなって働き手が足りなくなる事もあります。干ばつ対策や植林用の森番の詰所までに必要な丸太の数で悩むところですが、ゲームに慣れてきたら調整もし易くなるでしょう。住居となるロッジの建設には丸太が12必要なので、マップ開始時のビーバーの数が11匹なので、繁殖を開始したい場合はロッジが4軒、丸太が48必要になります。ビーバーの最低数を維持する目的で、木の数が少ないマップでも、3軒は建てられると良いでしょう。
キャンプファイヤーも早めに建設
丸太に余裕があるならキャンプファイヤーも早めに設置しましょう。
キャンプファイヤーが設置されているとビーバー達が夜にそこで談笑をして、「社交」のステータスが上昇します。社交が上昇すると繁殖力+50%のボーナスを得られるので、ビーバーの数を増やし易くなります。ビーバーの数に伴って食料や水の消費も増えますが、今回のチュートリアルで設置して施設だけでも当面は問題無く進めていけるでしょう。ただし、早めに貯水槽の増設と2つめの汲水ポンプの設置はしておいた方が良いです。
森番の詰所まで建設が完了すれば、丸太、食料、水といった重要な資源の生産は確保できるので、ここから先はある程度ですが自由にプレイする事が可能となります。干ばつは時間の経過と共に厳しくなっていくので、干ばつ対策の強化だけは忘れずに進めていきましょう。
発明家を増やして施設のアンロックを早めたり、グリルを設置してグリルドポテトの生産を開始したり、装飾の低木や屋根をアンロックして設置し、ビーバー達の「美観」のステータスを高めるなども良いでしょう。堤防などの干ばつ対策をアンロックすれば、序盤の干ばつを用意に乗り越える事が可能になるでしょう。
干ばつ対策に慣れないうちは、貯水槽を多めに設置して、川が干上がっても干ばつを乗り越えられるようにしておくと良いでしょう。慣れるまでは干ばつ対策は試してみるまで予想がつかないので、失敗しても大丈夫なように食料と水だけは十分に備蓄しておく事をオススメします。
ゲームに慣れてきた干ばつ対策や、水関連の整備などが楽しみの一つになると思うので、色々と試しながらゲームに慣れていきましょう。