こちらはPCゲーム「Patron」の資源の管理に関する記事です。
Patron v 1.006.0での解説になります。
リンク
Patron公式サイトは「City Builder | Patron」。
Patron購入「Steamストア」。
Patronの「Steamコミュニティ」。
当サイトの「Patronメインページ」。
多くの街作りゲームにおいて資源の管理は欠かせない要素です。Patronでも当然、資源の管理は重要になってきます。ワーカーが伐採して得た木材や生産施設で生産された資源は、ワーカーや運搬人によって物資置き場、倉庫、大きな倉庫のいずれかに運ばれ街の資源の在庫となります。集められた資源は物資置き場か倉庫から必要な施設に運ばれ消費されますが、これらの資源の流れは自動で行われます。
ただし、自動で行われる資源の流れには落とし穴があり、そのまま運用をしていくと結果的に街の運用を妨げたり、酷い時には破綻へと追いやる事もあります。
上のSSは街の資源の在庫を確認できるウィンドウです。マップ内の物資置き場か倉庫をクリックするか、画面右上の追加パネルから、総在庫数をクリックする事で表示できます。また画面左上のステータス表示のウィンドウの資源のアイコンの辺りをクリックしても開く事ができます。
総在庫数の左側には資源のリストとそれぞれの数量、価格が表示されています。中央のバーを使用するか、マウスホイールでリストを上下できます。右側に表示されているのは資源の詳細で左側の資源を左クリックする事で、それぞれの資源の情報を切り替える事ができます。また、コインや食糧の情報を見たい場合は上部の「コイン」と「食糧」をそれぞれクリックする事で表示できます。
右側の「数量」の下に書かれている数字は、その資源の保管上限を表し、プレイヤーが任意で数値を入れる事で、対象の資源の在庫数を制限する事ができます。実際に使用する場面としては、木材と薪が一番最初になると思います。マップによっては最初に伐採できる樹木の数が少ないマップもあるので、木材の消費に気を付けなければならない場面も出てきます。薪は住人が自宅で暖を取るのに消費されるので、製材所を建設して生産しますが、生産施設は原料を消費して生産を行い続けるので、薪は足りているのに木材を消費して生産を続けるといった事態がおきます。製材所の設定で「節約術」をアップグレードして維持費を抑える事や、働き手の人数を減らす事で維持費を下げる事ができますが、気付かないうちに薪が不足して住人たちが凍えるといった事態も避けるべきです。こういった上限を設定しておけば、設定した数に在庫が到達した場合、その資源の生産が止まり、素材となる資源の消費も止まります。薪の場合は冬に消費が増加する事を見越して多めに設定したり、既に冬でも生産量が足りる場合は、少し低めに設定したりすると木材の枯渇を防ぐことができます。ただし街の人口や施設の増加と共に、資源の消費は増えるので、必要に応じて数値を変更する事になります。薪は最初の数年が生産量と原料の確保で困る事がありますが、そこを越えてしまえば薪が不足する事は殆どなくなるので、木材の供給が確保された後は上限をかなり高くしても大丈夫になります。
資源によっては、在庫数の上限の右側にが表示されているものがあります。このアイコンをクリックすると、住人たちがその資源を消費するのを制限する事ができます。
アイコンにカーソルを合わせると上のSSの説明文が表示されます。上記の通り、完全に使用できなくなる訳ではないので、それによって住人が飢えたり、凍えたりする事はありません。これをどういった場面で使うかと言うと、石炭が挙げられます。石炭は鍛冶場、レンガ製造所、貨幣鋳造所で消費されますが、それとは別に住人たちが住宅で暖を取るために薪の代わりに使用します。これによって炭鉱で生産された石炭が暖房に使用され、鍛冶場の維持費に必要な分が不足したり、資源の在庫が常に0に近い状態になったりします( v1.007.0の段階では、住人たちは何故か薪より石炭を優先して使用する)。これを防ぐ為に、消費に制限をかけなければならない場面が出てきます。炭鉱を建設した後に、薪の生産効率を上げた訳でもないのに在庫が急に増えだした時に資源管理画面で薪の入庫と出庫の数を確認すると、消費が減っている事に気付くと思います。(v 1.007.0)では住宅で消費される際に均等に消費したりする機能はないので、今後のアップデートで調整が入る可能性もありますが、それまでは資源のロック機能を使用して調整する必要があります。石炭をロックして消費を制限しても薪が枯渇した際に石炭が暖房に使用され、住人たちは凍える事はありませんが、「薪が足りません」の通知が何度も鳴る事になります。在庫数の上限設定と資源のロック機能を併用することで、必要以上の生産と消費は抑え、且つ足りなくなる事はない状態にできるので、有効に活用しましょう。資源の供給が確保できた後は生産効率の良い薪を暖房に使用するようにしておくために、石炭のロックを継続しながら薪の生産量を調整していく方法がオススメです。
また資源の管理でも重要なのが運搬人とワーカーです。こちらに関しては資源の運搬についての記事にも記載してますがワーカーと運搬人を不足させた事で生産施設に原料が運ばれなかったり、生産された資源が運び出されずに次の生産ができないといった事も起こるのでワーカーと運搬人の人数にも注意が必要です。
在庫数の上限の下にある表は、資源の詳細情報を表しています。表の右側にあるアイコンをクリックする事で、合計、出庫 / 入庫、購入 / 売却を切り替える事ができます。表の下の⇦・⇨で年を切り替える事ができます。これらを使う事で、各年の生産量や消費量や、交易での資源の流れを確認できます。以下に施設の建設コストや維持費以外でも消費される資源を一覧で記載します。
資源名 | 消費先 | 維持費、その他 |
薪 | 住宅の暖房 | 衛兵所、診療所、陶工の作業場、ろうそく店、パン屋、ひまわり油製造所、酒造場 |
石炭 | 住宅の暖房 | 鍛冶場、レンガ製造所、貨幣鋳造所 |
薬草 | 住人たちの健康 | 診療所 |
小麦 | 食糧として | 風車製粉場、酒造場 |
りんご | 食糧として | 酒造場 |
サクランボ | 食糧として | パン屋 |
プラム | 食糧として | 酒造場 |
ぶどう | 食糧として | 酒造場 |
小麦粉 | 食糧として | パン屋 |
装飾品 | 商人の贅沢品 | 大聖堂のアップグレード |
ろうそく | 労働者の贅沢品 | 学校、衛兵所、教会、大聖堂 |
家具 | 農民の贅沢品 | 大聖堂のアップグレード |
ひまわり油 | 食糧として | 診療所、鍛冶場、香水店 |
お花 | 農民の贅沢品 | 香水店 |
ひまわり | 食糧として | ひまわり油製造所 |