MinecraftのModのなかでも、かなり前のバージョンからある魔術Mod「Thaumcraft」。
そのThaumcraft6のβがリリースされました。
こちらはMinecraft1.10.2.
Thaumcraft6.Betaの紹介記事です。
Thaumcraft6は2018年1月25日現在、βなので今後、仕様や内容が変更される可能性があります。
2018/6/4 Thaumctaft6.BETA16から日本語の言語ファイルが導入され、Thaumcraft6.BETA15で確認されたサリス・ムンドゥス使用時のクラッシュも修正されました
解説記事
Minecraft Mod解説 Thaumcraft6.Beta 研究
[サリス・ムンドゥスでアレもコレも]
るつぼから注入の祭壇まで、今まで杖で変化させて、完成させていた構造物は軒並み、サリス・ムンドゥスの使用で変化するようになってるけど、それぞれの構造物の大まかな機能は、Thaumcraft5の頃と同じみたい。
少し便利になったのが、るつぼがブロックの上面を右クリックすると、素材を正確に投入できる事。
今までの、「Q」キーでドロップして投入した時に上手く入らないとか、毎回、向きや高さを丁度良く合わせるという手間が省かれる。
右クリックだから、マウスとキーボードでプレイしてる人は、投入個数を正確にしやすいかも。
ゲームパッドやキーボードだとボタンの具合で投入ミスありそうだからねw
[Vis結晶が便利に]
今回から、るつぼに上のSSのレシピが追加されてて、ネザー水晶を単品でクラフトすると、9つに砕くことが出来て(Quartz Sliver)、それをるつぼに単一の相が2以上入ってる時に入れるとレシピの通り、その相のVis結晶が出来上がる。
この結晶は、地下で採取した根源のVis結晶と同じで、対応した相を1含んでいる。
しかも、サリス・ムンドゥスのクラフトにも使えちゃう。
なので、今回は過去のバージョン程、Vis結晶には困らないかも知れない。
結晶片が無くなって、Vis結晶のみになってるからね。
過去のバージョンで「死の液体」やエッセンシアを結晶化する装置で作っていたものが結晶片の代わりになったって感じ。
神秘の作業台でのクラフトで消費する根源のVis結晶も、これで作れるから、とりあえずネザー水晶を集めておけば問題はなさそう。
るつぼでの相の計算も簡単に補填できるし、とても便利。
相の計算に迷ったら、素材を偶数個入れれば、余る相も全部、偶数になるから、後はQuartz Sliverに余った相を吸収させるだけ。
Quartz Sliverは相を持たないから、るつぼに右クリックしても、相として投入されないから、余った相をQuartz Sliverで処理する時は、右クリックを押しすぎても余分には入らないという親切設計♪
ちなみに、アイテムをるつぼに溶かした時の、相、つまり、アイテムが持つ相の量が軒並み上がってる。
それに合わせてお馴染みのエッセンシアを入れる保護瓶の容量も大幅にアップしてるし、薬瓶も従来の8から10にわずかにアップ。
Vis結晶の含む相は1だから、るつぼで余った相をVis結晶に変える時は、相の量が半分になるから忘れないようにw
[今回は杖ではなく詠唱器]
ソーモノミコンを作る時に困ったのが、杖が作れなかった事で、レシピ検索しても、クリエイティブのアイテム欄を探しても、杖が無かったこと、ペックの杖はあったけど、さすがにそれの入手が開始条件とは思えなかったw
無事にサリス・ムンドゥスに辿り着いてここまで来れたんだけど、ソーモノミコンを進めていくうちに、今回は杖ではなくガントレットになったと気付いた。
開発中に上がってたSSで、サブに腕輪みたいなのをしてるのを見たことがあったから、これが多分そう。
右腕の手首当たりの赤い弾がFocus。
装備してないと袖に隠れてて、装備すると対応したテクスチャが表示されるみたい。
防具無しでガントレットだけ持つと、どんな感じか分かりやすいかも。
ガントレットは「Caster’s Gauntlet」となっていたので、Casterを勝手に「詠唱」と訳したw
普通の辞書だと、詠唱って出てこなくて、適当な言葉が無いか探した結果、自動詠唱器からとってきたw
ここ数日、日本語のlangファイルの作成に挑戦してみてて、自分用の翻訳で「詠唱者のガントレット」にしてみた。
ちなみに翻訳の進捗は、大体50~60%くらいかな。
Thaumcraft5と同じ文章やアイテムはそのままでいいけど、ソーモノミコン内の文章がかなり増えた事とか、杖から詠唱器に変わった事で、訳をアレンジしないと微妙になってします箇所を調整するのに頭を抱えてたりw
[Barrier Stoneの日本語訳]
これがBarrier Stone(結界石)の訳を入れた後のソーモノミコンのページ。
元々、Thaumcraft5にもあったから、訳はほとんどそのまま。
でも、仕様なのかバグなのか、文章の最後の読点(。)が行の右端になると「~B」って文字がその後ろに勝手にくっつくw
なので、句読点や言葉を少し変えたりして「。」の位置をずらしたりして対応w
新規の文章とかは自分オリジナル翻訳でしてるけど、前からある物は、英文と日本語分を比較して、変更が無いかチェックしてから入れてる。
訳を入れて起動しなおして、ソーモノミコンを読んだ時に、ちゃんと入ってるとちょっとうれしいw
今はアイテム名は、ほぼ完了してて、ソーモノミコン内のアイテム説明文も7割(くらいかな)終わったところ。
作者のAzanorさんにフォーラムから、メッセージ送って、「GitHubに日本語のlangファイルアップしてもいいですか?」って聞いてみたけど、まだ返信が無いw
フォーラムのメインページに翻訳やバグ報告の協力はコチラみたいな所から、GitHubに飛べるから、アップしても良さそうだけど、とりあえずしばらくは返信待ち。
ダメって言われたら完全に自分用になっちゃうけどw
Thaumcraft5を日本語翻訳した人が今回もしてくれたら一番早いのかも知れない。
訳の言い回しも素敵だし、雰囲気もばっちり。
今回の新しい文章の訳にも参考にさせてもらってたりw
私は英語が話せるわけじゃないし、訳せるのは、Modで遊ぶために訳してるうちに、少しずつ出来るようになってきただけ。
機械翻訳を通した後に、おかしい部分を修正してから、日本語で適当で良い感じの表現を考えて訳しているだけで、自分用にはいいかも知れないけどw
喋れて読める人が訳すのが一番なんだろうけどなぁって思う。
それはおいといて・・・
Wand FocusがCaster Focusに変わったので、杖星から詠唱星にしてみた。
Focusを最初に星って訳した人は、さすがって思う。
単純に辞書で探しても「焦点」としか出てこないし、杖で行使する魔法を決めるから、「焦点を当てる」ようなニュアンスでFocusなのかも知れないけど、あのきれいな珠を「星」って訳したのは正解だと思う。
ちなみに、中国語か台湾語の訳文を覗いてみたら、あっちは「核心」になってたけど、私は星の方がオシャレで好き♪
日本語wikiでも星ってなってるから、こっちの方がなじみそう。
単語や表現が多い日本語だからこそ、素敵な訳を見つけやすいのかも知れない。
2018年2月4日、Thaumcraft5の日本語翻訳をした人がGitHubに、Thaumcraft6の日本語翻訳ファイルを上げているのを見つけました。
なので、Thaumcraft6のβが終わって、正式にリリースされるまでには日本語になってるはず♪
翻訳者の方、今回もお疲れ様です。
日本語が導入されたら、ありがたく遊ばせていただきます♪
[Focal Manipulator(旧 杖星加工器)が仕様変更]
「杖星加工器」は「詠唱星加工器」って訳しちゃったけど、声で読むとちょっと読みにくいかもw
Focusの使用が変わったみたいで、最初に「Blank Caster Focus」(「空白の詠唱星」って訳してみた)を作る。
これを詠唱星加工器で望む効果の詠唱星に加工する。
過去のバージョンでは杖星のアップグレードをする為の装置だったけど、今回は詠唱星の効果を決める為に必須の装置になった。
Ars Magica2を遊んだことがある人なら、イメージしやすいと思うけど、上のSSの左に並んでいる大きめのアイコンが、それぞれ「炎」と「タッチ」。
研究を進めていくと「氷」とか「射出」とかが出てくる。
Ars Magica2と似た仕様になったのは、GUI中央の6角形の中央に、発動の携帯(タッチとか、射出とか)をセットして、周囲のくぼみに効果と補助または付加効果(炎とか、潜在能力とか)をセットして鉄床のアイコンをクリックで完成。
組み合わせで加工に必要なVis、経験値レベルやVis結晶が変わるのも、Ars Magica2と同じ。
過去のバージョンと違って、自由に魔法を作れるのは楽しみになるかも知れない。
「詠唱星」の訳だけど、FF7の「マテリア」やFF6の「魔石」のようなニュアンスで「〇星」とか、「〇〇星」とか、もっとカッコいい表現が思いつけばなぁって思うw
[Arcane Workbench Charger]
Arcane Workbench Chargerは過去のバージョンでは神秘の作業台にセットしてある杖のVisを充填するブロックだったけど、今回はクラフトの際に神秘の作業台が設置されてるチャンク内のオーラから直接、Visを取り込む仕様だから、神秘の作業台充填器の機能が変更。
設置すると神秘の作業台がVisを取り込める範囲を周囲の8チャンクを含めた9チャンクに拡大するから、クラフトに使用できるVisが9倍になる。
ソーモノミコンによると、取り込むVisは9チャンクから大雑把に均等に分配して吸収するらしい。
直訳すると「大雑把に均等に」みたいになるから、「おおよそ均等に」してみたけどw
これを作るのに、そこそこのVisが必要だから、クラフトする時は神秘の作業台を持って、Visの多いチャンクを探さなきゃいけない場合もある。
完成してしまえば、どこでも大丈夫。
今のところ、これをセットしても作れないアイテムは見つけてないから。
ちなみにMagical Forestはオーラ中のVisが多めなのでオススメ。
今回はThaumcraftのMobそれぞれにソーモノミコンのページがあるから、ペックやウィスプをページ追加の為に探す時も便利。
シルバーウッドはオーラ節を作る効果から、「自然に成長した時に周囲のオーラを増加させる」に変更されてる。
この増加が永続的なのか、一時的なのかは不明w
他にも仕様変更は多いけど、今回はここまでにして、翻訳作業と遊びに戻るw
もしAzanorさんから許可がもらえたら、日本語のファイルをGitHubにアップして公式に入れてもらうか、個人用に配布できるようにしてもらえるかもだけど・・・
解説記事
Minecraft Mod解説 Thaumcraft6.Beta 研究
前の記事
いろいろ手探りでやってたので情報とても助かりましたー。
keiさんいてびっくりしました・・www
この記事がお役に立てたのなら幸いです。
正式版リリースと1.12.2への移行を待ちながら、遊んでいきましょう♪
TC4をやっていたのですが暫くマイクラから離れている間にTCも6まできてたんですね~
日本語の情報が少ない中、こういう記事は非常に助かります。
ところで、作者様からの返答はどうなったのでしょうか?
英語弱者としてはいち早く和訳が手に入るとありがたいのですが・・・
返信が遅れて申し訳ありません。
日本語翻訳に関してですが、この記事を書いた数日後に以前にTC5を翻訳された方が、1.10.2のTC6.Beta.の日本語翻訳をほぼ完了されて、GitHub内でTC6の日本語翻訳ファイルのPull Requestsへファイルをアップしていたので、私の方での翻訳作業は中止しました。TC6の製作者からの応答は未だにないので、状況はわかりませんが、TC6.Betaの初期のころより、アイテムなどが追加されているので、開発がある程度落ち着くまでは翻訳ファイルを入れないのかも知れません。
2018/5/11 追記
役に立つかは分かりませんが、研究テーブルでの「Theory(理論)」の研究ポイントの獲得方法と、研究中に選択する「カード」の効果などについての記事を作成しました。
他の情報についての記事も順次、作成していくので、お役立てください。
リリィさんの記事、いつも楽しみにしています!Thaumcraft6の仕様変更についての詳細な解説がとても助かりました。日本語翻訳も進んでいるようで、これからのアップデートがますます楽しみです。引き続き応援しています!
記事がお役に立っているようで嬉しいです。
Thaumcraftの日本語翻訳の方は、いつのバージョンからか忘れてしまいましたが、Mod作者が過去のバージョンから日本語訳を持ってきたか、過去のバージョンを翻訳した人が新たに翻訳を提供したようです。
Thaumcraft自体は更新停止してしまっているので、今後のアップデートは無いと思っています。
個人的にお気に入りのModだったので残念です。
他Modの翻訳やサイトの更新が最近進んでいませんが、時間がある時に進めていけたらと思っています。