こちらはPCゲーム「Minecraft」のMod「AbyssalCraft」の解説記事です。
Minecraft.1.12.2
AbyssalCraft.1.9.17での解説になります。
製作者(Owner)は「Shinoow」。
ダウンロード(CurseForge)は「CurseForge AbyssalCraft」。
英語wikiは「こちら」。
AbyssalCraft
クトゥルフ神話からインスピレーションを得た魔法系のModで、深淵の世界「アビス」を目指して進んで行きます。
ディメンションやバイオーム、アイテムやブロックに加え多くのMobの追加も行います。
追加されるディメンションを順番に攻略して進めて行きますが、ディメンション毎に段階的に敵が強くなっていくので、各ディメンションで装備や整えてから次に進む形になるでしょう。
装備を整えたり、敵の特徴を掴んだりしながらの攻略になるので、ロールプレイが好きな人にオススメです。
追加されるアイテムをクラフトする為の専用の儀式や、「Potential Energy(PE)」と呼ばれる専用のエネルギーを使用する魔法も追加されます。PEは儀式でのクラフトの際も要求されるので、このMod内では特に重要な役割を果たします。
通常世界に追加されるバイオームを探索して素材を集めたり、追加される敵Mobのドロップアイテムを集めたりするので、ワールド次第では移動距離も大きくなる場合があります。
戦闘が好きな方や手ごたえを求める方、遠征や探索、ロールプレイをしたい人にオススメです。
難易度や細かい設定をコンフィグで変更できるので、自分の好みやプレイヤースキルに合わせて調整すると良いでしょう。
ここではAbyssalCraftで追加されるPotential Energy(PE)と呼ばれるエネルギーの概要と、PEを集めるためのブロックなどを紹介しています。PEは儀式を行う際のエネルギーとして使用したり、スペルを使用する際にも消費される。
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Potential Energy(PE)
AbyssalCraftで追加されるエネルギーで、Potential Energy(PE)と呼ばれ、ゲーム内ガイドでは、部分的に「PE」と表記されている箇所がある。Necronomicon(ネクロノミコン)に貯めてスペルの仕様や儀式の際に消費される。AbyssalCraftの攻略に必須の要素で、通常世界から、先に続く各ディメンションの攻略にも必要となる。PEを貯めるアイテムやブロックをクラフトしてからが本格的な攻略開始となる。そのためにはAbyssalCraftで追加されるバイオームや構造物を探して移動する事が多くなる。
PE関係のアイテムとブロック
Potential Energy(PE)を生成するブロックや、そのブロックからPEを受け取るブロック、PEを他のブロックに送信するものやアイテムにPEを充填するブロックなどがある。
Necronomicon ネクロノミコン |
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ゲーム内マニュアルでもあるが、PEを充填して運ぶ事が出来る。アップグレードする事で充填出来るPEの総量が上昇する。儀式の開始にはこれに蓄積したPEを使用するので、儀式に要求されるPEよりも最大値が低い場合は儀式を開始出来ない。 |
Statue 彫像 |
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Darkands系のバイオームに生成される構造物やShoggoth Lairs内部に稀に生成されるブロック。 空に面した状態では時間の経過とともにPEを生成し、周囲にPEを受け取れる状態のブロック、プレイヤー、ドロップアイテムがあると、それらに向かって送信する。 |
Monolith Stone Pillar モノリスストーンの柱 |
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Statueが生成される時に、このブロックの上に乗るように生成されている事もある。 Statueの下に設置する事で、StatueがPEを送信できる距離を水平方向と下方向に1ブロック分延ばす。最大で2個まで重ねて効果を発揮する。 |
Ritual Charm 儀式のお守り |
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StatueやEnergy Depositionerの使用する事で、PEの生成頻度や量、送信距離などを増加させる。 Statueに使用する際は、Statueと同じシンボルのものを使用する事で、更に効果が上昇する。 |
Energy Pedestal エネルギーの台座 |
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周囲に設置されたStatueからPEを受け取れるブロックで、Necronomiconをセットする事で、NecronomiconにPEを充填する。 |
Sacrificial Altar 生贄の祭壇 |
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Necronomiconをセット出来る事と、PEを充填する部分はEnergy Pedestalと同じだが、こちらは周囲でMobを倒して生贄に捧げる事でPEを生成する。 生贄の対象として指定されたMobは「発光」のポーション効果のように輪郭が白くハイライトされる。 |
Energy Collector エネルギー収集器 |
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Energy Pedestalと同様にStatueからPEを受け取れるが、こちらはNecronomiconをセット出来ず、PEの貯蔵量も少ない。その分、素材が少ない。 |
Energy Relay エネルギー中継器 |
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背面に接地されてPEを貯蔵したブロックからPEを受け取り、正面にあるPEを受け取れるブロックに送信する。アップグレードする事で送信距離を延ばす事が出来る。 |
Energy Container エネルギーコンテナ |
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非常に多くのPEを貯蔵出来る。 GUIを持ち、GUI内のスロットにNecronomiconをセットする事で、NecronomiconにPEを充填したり、逆にNecronomiconからPEを受け取る事も出来る。 |
State TransFormer 状態遷移装置 |
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不要なアイテムをPEに変換するブロック。 GUIを持ち、GUI内に不要なアイテムを入れてから、Stone Tabletをセットする事で、Stone Tabletにアイテムを格納する。 GUI内のボタンでモードを切り替える事で、Stone Tabletからアイテムを取り出す事も可能。 |
Stone Tablet ストーンタブレット |
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State Transformerでアイテムを格納する為のアイテム。 下記のEnergy Depositionerにセットする事で格納したアイテムをPEに変換する。 |
Energy Depositioner エネルギー蓄積装置 |
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アイテムを格納したStone TabletからPEを生成するブロック。 PEへの変換が終わった際に周囲のバイオームをDarklandsに書き換える事がある。 また、使用済みのStone Tabletを「Curse」という状態にし、再使用不可にする事がある。 |
➀PEの生成
Energy Pedestal エネルギーの台座 |
Sacrificial Altar 生贄の祭壇 |
Energy Depositioner エネルギー蓄積装置 |
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PEを生成する方法は3種類あるが、最初の段階ではEnergy Depositionerは作れないので、最初はEnergy Pedestalかsacrificial Altarを使用する事になる。Energy Pedestalの場合はStatueが最低でも1つ、Sacrificial Altarを使用する場合は生贄となるMobが必要となるので、自身の環境や状況に合わせた方を選ぶと良い。
Energy PedestalとStatue
Energy Pedestalを使用する場合は、StatueをEnergy Pedestalから3ブロックの位置で空に面した位置に設置する必要がある。3ブロック以内ではないので注意。
Monolith Stone Pillarを設置する事で1つにつき1ブロック分、水平方向と下方向に距離を延ばす事が出来る。これにより最大で3~5の距離のEnergy PedestalかEnergy CollectorにPEを送る事が出来る。
PEの送信は間にブロックがあっても問題なく行われる。
Statue設置の注意点
上述した通りStatueは空に面した位置に設置しなければならない上に、Statueは隣接した位置(前後左右と上下の6ブロック)と上下に2ブロックの位置に他のStatueがあるとPEを生成する事が出来ない(左のSS)。
またPEを受け取るEnergy PedestalとEnergy Collector側もお互いに隣接していてはならない。こちらは隣接のみで上下2ブロックの位置に設置していても問題は無い(右のSS)。
NecronomiconへのPEの充填
Energy PedestalにNecronomiconを右クリックでセットする事が出来る。これによってEnergy Pedestalに蓄積されたPEがNecronomiconに充填される。Energy PedestalへのPEの送信はNecronomiconをセットしていなくても行われるので、必要な時にNecronomiconをセットすれば良い。
Statueを密集させる置き方
上述した設置ルールを守りながら密集した配置にしたい場合は上のSSの様になる。
紫色のStatueがEnergy Pedestalと同じ1段目で、水色のStatueは2段目、黄色のStatueは3段目となる。奥(Energy Pedestalから見て)から数えて偶数のStatueはMonolith Stone Pillarも含めて1段下げて設置している。Statueは自身より高い位置はPEを送信する事が出来ない為、このような配置となる。
この配置を東西南北にした上で、斜め方向にも足せば、かなりの生成効率になるが、Statueを揃える方が難しいのでオススメはしない。寧ろStatueは1こにつき、20個までのEnergy PedestalとEnergy CollectorにPEを送信出来るので、こちらを増やした方が効率は良い。
Sacrificial Altarと生贄
Sacrificial Altarの使い方はシンプルで、設置しておくと周囲(水平方向半径8ブロック、上下方向半径3ブロック)のMob(アンデッドとShadow系のMob以外)を生贄の対象として指定する。指定されたMobは上のSSの様にハイライトされる。このMobを倒す事でそのMobの体力の最大値の分、PEが生成される。
生成したPEの合計が、Sacrificial Altarが貯蔵できるPEの最大値の1/5を超える度に、そのカウント(合計生成量)をリセットして2分間のクールタイムに入る。例えば通常のSacrificial AltarではPEの最大値が5,000なので、PEを1,000生成する度にクールタイムに入る事になる。
Sacrificial Altarを使用するメリットはStatueの発見に依存しない事と、Monolith Stone Pillarも使用しないので、Monolith Stoneが少ない状況でもPEを集められる事である。
➁PEの輸送と貯蔵
Energy Relay エネルギー中継器 |
Energy Container エネルギーコンテナ |
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AbyssalCraftの攻略に必須では無いが、必要な時にPEを集めだしても、すぐには貯まらないのでEnergy Containerを使用するとスムーズに進めていく事が出来る。
Energy Relayは他のPEを貯蔵する事が出来るブロックから別のブロックへPEを送信する為に使う。
Energy ContainerはNecronomiconとPEのやり取りをGUI内で直接行える為、PEの輸送がかなり便利になる。Necronomiconへの充填は他のブロックでも出来るが、逆が出来るのはこれだけなので、Necronomiconに充填したPEを遠征先や別のディメンションに持ち込めるようになる。
Energy RelayによるPEの輸送
Energy Relayは背面に設置されたPEを蓄積したブロックからPEを直接受け取り、自身の正面のブロックにPEを送る事が出来る。通常のEnergy Relayでは4ブロック以内となるが、アップグレードする事で送信距離を延ばす事が出来る。送信量も10~50まで上昇する。
Energy RelayによるPEの送信は間に立方体ブロックが有ると遮られてしまうので注意。
Energy Container
Energy ContainerへのPEの輸送はEnergy Relayを使用するか、Necronomiconを介して行う。Necronomiconを使用する場合は、Energy Relayの輸送にかかる時間と同様に、PEの出し入れの時間が必要だが、用意する設備が少なくて済むので、素材の状況や好みに合わせて選ぶと良い。
Necronomiconに充填したPEを遠征先に持って行きやすくなるのだが、仕様なのかPEを貯蔵する事が出来るブロックは破壊しても蓄積したPEを保持するので、ツルハシで採取して運ぶ事も出来てしまう。なので、Necronomiconを介して運ぶメリットは、ブロックを破壊してアイテム化させた時に、何かしらの要因で消失する危険が少ないという事くらいしかない(Necronomiconの紛失にも同じことが言えるが)。
Energy ContainerのGUI
Energy ContainerのGUIはシンプルで、左のスロットにセットしたNecronomiconからPEを受け取り、右のスロットにセットしたNecronomiconへPEを充填するだけ。他にも破壊してアイテム化させて拾わずとも、貯蔵したPE量の確認がGUI内で出来る。
➂State TransformerとEnergy Depositioner
State Transformer 状態遷移装置 |
Stone Tablet ストーンタブレット |
Energy Depositioner エネルギー蓄積装置 |
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PEを生成出来るようになって、儀式によるクラフトが出来るようになってからは、こちらの方法でもPEを生成する事が出来るようになる。
State Transformerを使用してStone Tabletに不要なアイテムを格納し、それをEnergy DepositionerでPEに変換する。ただし、Stone Tabletは使い捨てになる事があるので、素材次第ではあまり使う事が出来ない。Monolith StoneはDarklands系のバイオームの生成とShoggoth Lairsの生成次第で、Shadow Gemに関してはStaff of Rendingの有無で差が出る。Monolith StoneはThe Abyssal Wastelandで集めやすいので、それ以降の方が使いやすい。
State TransformerのGUI
State TransformerのGUI内には多くのインベントリスロット(右側)があり、そこに不要なアイテムを入れてから、左のスロットにStone Tabletをセットすると、自動でStone Tabletにアイテムが格納される。左のスロットしたのボタンをクリックすると、モードが切り替わり、Stone Tabletに入れたアイテムを取り出す事も出来る。
アイテムの出し入れは一括で行われ、既に1つでもアイテムが入っているStone Tabletにはアイテムを入れる事が出来ないので、アイテムを追加したい場合は一度、Stone Tabletから取り出して、その後、入れたいアイテムを纏めて右側のインベントリスロットに入れてからStone Tabletをセットしなければならない。
Energy DepositionerのGUI
Energy DepositionerのGUIはEnergy Containerと同じレイアウトで、左のスロットにアイテムを格納したStone Tabletをセットすると、Stone Tablet内のアイテムに応じた量のPEの生成が開始される。開始と同時にStone Tabletが無くなるが、生成が完了すると空になった状態で右側のスロットに返却される。この際、確率で「Curse」という状態がStone Tabletに付与され、その場合は再使用が出来なくなる。この確率はEnergy Depositionerの周囲にDarklands系のバイオームが多い程、確率が上昇する。
生成が完了した時に、確率で周囲のバイオームをDarklands系のバイオームに書き換え、一部のバニラのブロックをそれぞれに対応したDarklands系のブロックに変化させる(丸石➡Darkstone Cobblestone)。
PEを蓄積しているEnergy DepositionerはStatueと同じように機能し、Energy Depositionerから3ブロックの位置にあるEnergy PedestalとEnergy CollectorにPEを送信する。こちらはMonolith Stone Pillarによる送信距離の増加が起きないので注意。
➃Ritual Charm
Ritual CharmはStatueとEnergy Depositionerに右クリックで使用する事で、PEの生成頻度や量、送信距離を増加させる事が出来る。追加効果を付与する前に各Statueに対応したシンボルを付与する事が出来る。シンボルが一致するStatueに使用する事で、追加効果の効率が上昇する。
シンボルの付与に必要なCoinはEngraverでクラフトするので、Engraver入手後であり、Coinのクラフトにはエンドストーンの入手とTransmutatorが必要なので、序盤にシンボルの付与を行う事は難しい。更にコインの素材を作りやすくしたい場合はCrystallizerも必要になるので、それなりに攻略が進んでから触れる事をオススメする。
Ritual Charmの効果は永続ではなく2分経過で消滅するので、素材の割にあっているとは思えない。素材が安定供給出来るようになる頃には、寧ろStatueやEnergy Collectorなどの方が揃っている可能性が高い。
Ritual Charmに効果を付与
儀式でRitual Charmに追加効果を付与してからStatueやEnergy Depositionerに使用する。追加効果はRange(距離)、Duration(間隔)、Power(生成量)の3種類がある。
RangeはStatueの場合はプレイヤーやドロップアイテムに対しては通常で4、シンボル一致で6ブロック延びるが、Energy Pedestalなどのブロックに対しては半分となる。
Durationは感覚という意味ではあるが、実際が生成確率なので、数値での説明が出来ない。
Powerは通常で15、シンボル一致で25の生成量となる。Ritual Charm無しの通常で生成量は5。
Energy Depositionerの場合はシンボルは影響せず、Rangeは2ブロック、Powerは送信量を15から30に増加させる。こちらも2分で効果が消失する。
⓹マルチブロック構造
Statueを設置する際にMonolith Stone Pillarで距離を延ばす事が出来るが、それ以外にもマルチブロック構造を作る事でも距離を延ばす事が出来る。現在の段階ではマルチブロック構造は3種類あり、いずれも射程を延ばす効果である。
また、いずれのマルチブロック構造を使用した場合もPEの生成に伴う災厄の発生を無効にする効果があるので、拠点や拠点付近でPEの生成を行いたい場合は覚えておくと良い。
マルチブロック構造はNecronomicon内に記載されていて、上のSSにも写っている、最上段の模様の入ったMonolith Stoneは、適切にブロックを配置してから該当箇所のMonolith StoneをNecronomiconでスニークしながら右クリックする事で変化し、マルチブロック構造が完成する。
上のSSのマルチブロック構造は射程を3ブロック延ばすが、設置されている4つのStatueすべてに効果を及ぼす。
今後のアップデートでDurationやPowerの効果を持ったマルチブロック構造が実装されるかもしれない。
マルチブロック構造を利用した設置
各Statueの射程が3~5となっているので、外側のStatueに対して3ブロックの位置にEnergy Pedestalを設置すれば、反対側のStatueからもPEの送信が出来る。
上のSSでEnergy Pedestalを16個設置しているので、残りの4個は各Energy Pedestalの間の1段上の位置に設置すると良い。
四方を囲むような設置にせずとも、他にも効率の良いレイアウトがあるので、拠点の環境や敷地、好みに合わせて使うと良い。
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